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JIM HALL

jim hall


昨日の夜は、奥様と一緒にオーチャードホールへJIM HALLのライブを観に行ってきました。

ジム・ホールと言えば、パット・メセニーやジョン・スコフィールド等をはじめとする、現在のトップギタリスト達からも最大級のリスペクトを受けているジャズギタリスト界の巨匠。
今回は、1975年にJazzにアレンジして発表した『アランフェス協奏曲』をジムが新たにアレンジし、クインテッドだけでなく、ビオラ5名 チェロ5名のストリングスを加えた総勢15名による大編成での演奏が観れると言う事で、普段はJazzなど一緒に聴く事の無いクラシック派の奥様も大変楽しみにしておりました。

仕事を早めに切り上げ、なんとかPM7時ギリギリにオーチャードホールへ到着。
会場内は思った程満席ではなく、2階席は一部空席も目立ちましたが、それでも、比較的年齢層の高いジャズファン達の熱気で満ちておりました。
まだ明るい客席からステージ上を覗くと、ジムのギター(おそらく、サドウスキーのジム・ホール シグネチャー?と思われる。)がギタースタンドに立て掛けてあり、その横にポリトーン?のギターアンプ置かれているのが見えます。

定刻となり、場内の灯りが落ちると(前回ジョー・サンプルの時と同じく、非常灯まで消えて真っ暗!)、ステージ上に懐中電灯で足元を照らされながら、車椅子を押されてステージセンターへジムが登場。
客席はほんの少しサワサワとしましたが、スポットライトが当たるとジムの元気そうな声が聞けてホッとした雰囲気に。
そして、演奏開始。


注目の一曲目、
ジムのソロによるおなじみのスタンダード 
All the things you are 』。
シングルトーンで穏やかだけど味のある音、そして喋っているようなリズムと間をもつフレーズ。なんだか、思わず涙が溢れそうになります。

そして2曲目。
ジムの盟友であり、本日のスペシャルゲストであるミスター・ベースこと
RON CARTERの登場です。
俳優のモーガン・フリーマンにも似た崇高な風貌を有する長身のロンが、椅子に座ったままのジムの元まで歩み寄り、両手で彼の右手を包み込む様に握手する光景は、まるで一枚の画を見ている様。 ここでもまたググッっときました。そして・・・、
二人のプレイが生み出す、その瞬間瞬間に、耳から聞こえる「音」によるものだけではない Swing の Vibe と、濃厚な充実感を私(オーディエンス)は身体の芯に感じ取りました。

3曲目になり、いよいよ
Geoffrey Keezer(P) 
Greg Osby(S) 
Steve Laspina(B) 
Terry Clarke(Dr)
の登場で、クインテット編成による演奏となります。
実力派揃いのメンバーだけあって、どの曲もそれぞれのプレイが光っておりました。


途中、15分程の休憩をはさんだ後、10名のストリングスが参加し贅沢な編成による第二部の開始。
ジムのギターとストリングスだけによる曲もあったりして、そのアレンジも大変興味深いものがありました。


そして、ついに最後の曲 『アランフェス協奏曲』 となります。
オリジナルレコーディングメンバーでもある、Bassのロン・カーターが再びステージ上へ。
ジムが同曲を日本で演奏するのは、1976年の来日時以来、実に33年ぶり・・・というJazzファン及びJim Hallファンにとってはまさに垂涎の作品。
アレンジが違うとは言え、この瞬間を待っていた方も多かったのではないでしょうか。

大きな歓声と止まない拍手に促される様にアンコールへ。
曲は Sonny Rollins の St.Thomas。
曲中、驚く程長いギター・ソロを披露するなど最後までエネルギッシュにプレイ(まるでギターと遊んでいる様な)しているジムを観ながらまたググッとこみ上げる私。


※ 余談ですが、今回とても興味深かったのが、ジムがエフェクターをいくつ
  か使っていた事。中でも DigiTech の WAHMMY らしきペダルを傍
  らの譜面台の上に置き、手で操作しながらピッチ・シフターやオクター
  バーとして数曲で使っていたのにはビックリしました。今回のストリング
  スとの競演という企画も含めて、まだまだ新しい事にチャレンジしようと
  しているんですね。


終演後、他のメンバーが舞台袖へ入った後、最後に車椅子でステージを去るジム。
会場にはオーディエンスの感謝と賞賛の拍手がいつまでも続いておりました。



御歳78歳。 チラシにも書いてある様に、ジム・ホール (日本では)最後の「アランフェス協奏曲」となるかもしれませんが、しっかりと、私の「記憶」そして「心」に残す事ができました。





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テーマ : 音楽的ひとりごと
ジャンル : 音楽

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